島根県へ行ってきました。
島根と言えば、神楽の太鼓で有名な今福優さんご活躍の地です。
今回はその今福優さんのコンサートにゲストとして呼んで頂いたのでした。
コンサートは「神楽ボレロ　〜今福優の世界�U〜」というタイトル。
あの有名なボレロでなんと、神楽を舞われるのです。
入念に繰り返されるリハーサル。和楽器で演奏される中、悠々とたった１人で舞われる今福優さん。
そのダイナミックな優雅さに、「ほぅ」とため息をつかずにはいられませんでした。
今福さんは、その昔鬼太鼓座（おんでこざ）のメンバーだったそうです。
退団後は自分の和太鼓を買う為に、７年間のサラリーマン生活。
駅前の屋台のおやじさんは「いや、あの人は太鼓買うために運送屋さんがんばっとったそうやでえ」と話してくれました。
まさに「太鼓に取りつかれてしまった人」今福優さんです。
演奏される太鼓の音色に、その生き方がにじみ出ているようでした。

さて、我々倭が演奏したのは「ＹＡＫＡＲＡ」「楽打」「雷音」の３曲です。
呼んで下さった今福さんにも、また、初めて倭を観てくださるであろう島根のお客さんにも感謝の気持ちを込めて演奏しました。
相変わらずのにぎやか押せ押せムードの演奏でしたが、島根のみなさんにはどのように聴いて頂けたのでしょうか。
その後、倭とは対照的に、今福さんが舞台にたった１つの太鼓を置いて演奏されました。
そのシンプルでまっすぐな太鼓が、「ああ、やっぱりこれだな！」と思わずにはいられない、何というか、太鼓のだいご味を感じました。
公演はボレロで締めくくられ、見事大成功！
盛りだくさんでしたが、やはり、今福優の魅力で一本筋の通った舞台でした。
公演後の打ち上げでも今福さんは大活躍。
ほんまもんの芸人やなあと感服です。

倭を島根に呼んでくれるためにがんばってくれた、今福さんの２人のお弟子さんである「末永愛さん」「堂本英里さん」
ご協力下さったみなさま、共演者のみなさま。
こんな機会を与えていただいて、本当にありがとうございました。
いろんな方から学んだ事を、これからの舞台に活かしていけるよう、日々精進したいと思います。

到着しました。サンフランシスコ空港です。
全米＆カナダツアーが始まります。
最初の公演地、Modestoへ！
さぁ、これから約２カ月、頑張るぞー！

今日は仕込み日です。
日本から送った太鼓や舞台セットと再会。
梱包を解いて、舞台セットを組んで、太鼓を並べて、照明も仕込んで、サウンドチェックをして・・・やることは山のようにあります。時間との戦いです。
夜の１１時までなんやかんやと作業が続いて、明日のリハーサルに備えます。
時差ボケもなんのその！と言いたいところですが、すっごい時差ボケです・・・。

スーパーへ行きました。
小川晃子、日本から持ってきたぬか床に入れる野菜を選んでいます。
ぬか床を持ち歩くのは自炊をモットーとする倭の習慣ではありますが、同じぬか、同じ野菜を使って漬けても、漬ける人や場所が違えば味が全然違うんです。
ぬかを混ぜるその人の愛情が手のひらからにじみ出て、調味料となるのだそうです。韓国では、その手のひらから出る調味料の名前まであるんだとか。
でも、そう言われると納得。
彼女のぬか漬けは絶品です(^^)

さぁ、アメリカツアー公演初日！
プログラムは「祭-Matsuri」。
いやぁ〜、久しぶりの公演・・・てこともないんですが（どっちやねん？）、力入りましたよー。アメリカのお客さんの声援はものすごい！
上手にのせられて、おりゃー！って感じで演奏しましたですよ！
これからこのひろーいアメリカ大陸を、西から東、北から南へとぐるぐる大移動しながらコンサートが続きます。アメリカ各地のみなさーん！待っててよー！

今日はModeatoにて朝から学校公演を行い、すぐさま片づけてChicoへ移動しました。Chicoではあの！徳先生とご対面。徳先生とは・・・？詳しくはこちら！
Chicoに到着して早速、徳先生のお宅にお邪魔しました。静かな住宅街ですが、先生のところはご友人が大勢集まっておられてとてもにぎやか！先生特製の奄美大島名物「鶏飯」やパスタ等、たくさんの手料理をいただきました。
これで明日の公演も頑張れそうです！先生いつもありがと〜！

さぁて、今日は乗り打ちです。
乗り打ちとは・・・？もう何度もこのレポートでも説明済みのこの言葉。早朝からまず搬入。そのまま仕込みをやって、あらゆる準備を行って、夜には公演を行う！という、これはもうとにかく超ハードスケジュールのことなのです。
朝９時に劇場に入って体の頭もフル回転！ものすごいスピードで準備が進みます。

ちなみに、写真はメンバーの福田久人。
照明合わせをしています。実は彼は、倭に入る前、照明関係の仕事をしていて、その経験を活かして、倭の照明仕込みもがっちりとアシストしてくれているのです。

Chicoでの学校公演が終わって、すぐさま片づけたら次の街、Davisへ移動。そしてさっきChicoで片づけたばかりの荷物をまたしてもトレーラーから出して仕込みます。
いやぁ〜、しかしハードですよ、ほんと。このアメリカツアーのスケジュールはとことんハードです。しかーし！やってできないことはない！何だってやってやるぜー！・・・と、一応、思っています・・・。・・・ 出来るんだ！と、自分に言い聞かせているのです・・・。頑張れわたし〜！・・・

今日は朝から学校公演、夜にはコンサート。
夜のコンサートに、ティファニーさんが観に来て下さいましたー。ティファニーさんは昔、鬼太鼓座（おんでこざ）のメンバーとして演奏しておられ、今もここカリフォルニアのサクラメント太鼓団で活動されています。
いつもの通り、今回もたくさんの差し入れを持って来て下さいましたー！！！
なんとみそ汁パックや和菓子、そしてビールも！
正直めちゃくちゃ嬉しいですー！

・・・本日は車で１０時間の移動でした。
寝ましたね・・・ずっと寝てました・・・。
１０時間も座りっぱなしだと、体のあちこちが痛くなるんですよね・・・。
ストレッチしなきゃいけませんな。
しかし、寝てるだけなのに、お腹がすくのはなぜ？
到着するなりピザをむさぼったのでした。
よーし、また明日からがんばるぞー！

アメリカと言えば・・・やっぱりお肉〜！！！
お肉の味がとーっても美味しいんですよ！
写真のお肉は「Tボーンステーキ」。その名の通り、Tの字の骨の周りにお肉がついてます。
お肉の味が濃いので、ささっとお塩をふるだけで、なんとも言えない美味しさ。
脂ものってジューシー！でも毎日食べたら、太りますよ〜。要注意！

さーて、今日の劇場は・・・っと舞台に行ってみたら・・・
おー！とっても小さいじゃないですか・・・。
セットアップに入る前に、あーでもないこーでもない・・・とミーティング。
いつもの舞台セットをフルで組むことはできません。
演奏する曲も一部変更せねばなりません。
しかも、照明のバトンが下へ降りてこない！？
ああー（＞＿＜）開演時間に間に合うのかー？

間に合いました・・・。ふぅー、ドキドキした。

今日は朝から２回の学校公演。
会場は、なんとどでかい野外劇場〜！
ここはその名もSanta Barbara Bowlといいまして、有名なロックミュージシャンが
たくさん出演されている劇場です。
楽屋へ向かう廊下には「Bob Marley, BB King, ZZ-Top, Cure…」などなど
様々なタイプのそして大御所の写真が所狭しと飾られていました。
とにかくすっごい綺麗な石造りの劇場に生徒数５０００人！
すごーい盛り上がりでした。
子供達の元気に負けないよう、必死のぱっち。
力を振り絞って演奏しました。

学校公演終了後、再びパッキングをしてL.A.へ移動・・・。
明日はL.A.からテキサス州へ飛行機で飛びます。

『YAMATO the drummers of Japan USA&CANADA tour 2009』
８日に日本を発って降り立ったのはカリフォルニア州！
９日よりリハーサルを行いモデストで初演！
チコ、デイビス、セリトス、サンタバーバラと公演して本日フライトで〜す！次なる州は？！！テキサス☆アメリカは車のナンバープレートが各州オリジナル。テキサスはこんなんです。

よ〜し！！ハラペニョ食べてHOTにいくぞ〜っっ！！

テキサス初演。テキサス州ではこの劇場での公演のみです。

今日は乗り打ち。アメリカの仕込みは大変。何が大変って照明合わせですかね・・・。いつも劇場にある「ジニー」という電動はしごをお借りしてフォーカシングをします。ところが！！どうでしょう！？このレトロな・・・アナロギーなはしご！！
しかも木製！！『ジミー』と呼ばせて頂きました。

昨日仕込んで公演したのと同じ劇場。今日は朝から学校公演です。

アメリカのお客さんはとても盛り上がる人ばかりですが、子供達はさらに上をいきます。もうそれはものスゴイ歓声と拍手。メンバーもすっかり乗せられ、どの曲もテンポがとても速かった・・・。子供達が大喜びだったのでたくさんパワーをもらいました。

夜の部は本公演。衣装を太陽に当てて・・・爽やかにネ！！

テキサスは暑いイメージでいたので、半袖の用意をしていたら意外に涼しくて困りました。アイオワ・・・。これと言ってイメージのなかった私は何の気構えもなく空港から外へ。「寒っっ！！」テキサスで一応長袖には着替えていましたが、そのまま来てしまいました。ダメですよ。１７７０kmも北上。と言っても良く分かりませんが・・・。北部なんです。寒いです。紅葉がキレイです。なんだかアメリカのイメージじゃないですよね？偏見かなぁ・・・。

アイオワ公演。乗り打ちではありません。

仕込み日があります。素敵です。が、しかし！！だからと言って「じゃノンビリ行くかぁ〜」なんてワケには行かせません！！練習がデキルッッ！！もうずっとまともに練習出来てません！！なので、公演日通り、巻きに巻いて！！巻いて巻いて巻き巻きでっっ！！５時に仕込みを終わらせて練習させてもらいました。これで明日も大歓声だぁ〜っっ！！

久々に大きな会場でキャパシティは１８００。

舞台上のバトンを飛ばす部分も高くて、「音が逃げるなぁ」と思っていましたが、本番は意外と聞きやすく、聞くというか体に感じるというか、そんなに必死で音を探す感じではなかったです。公演後に劇場の方が「アコースティックの為にデザインされているんです」と言っておられました。ナルホド・・・。見えないトコロも大きく影響するなぁとつくづく感じました。

９００ｋｍ！！キターーーーーッッ！！

これぞアメリカツアー！！バス移動ですよ・・・。
この大陸の大きさを満喫です！
さぁ！！何しましょ？もちろん！！睡眠でしょ〜！！
（どこが大陸満喫やねん・・・）
ところで、もうすぐハロウィン。
見て下さい！この恐ろしい色味・・・。
さすがって感じです。

もの凄いキャパシティです。３３００。

広いです。広過ぎます。通常倭のプログラムでは舞台の間口は１２ｍ。狭くて１０ｍとかもあります。まぁ広くて１４ｍ。それが今日はなんと１８ｍ！！！やり過ぎです・・・。しかし、やるしかないので！！必死こいて練習してます。大きく！大きく！！もっと大きく！！！

大きな舞台で必死で公演した直後、全ての機材をトレーラーに積み込んで、そのまま次なる土地へと移動しました。真夜中のアメリカ大陸、バスで仮眠しながらの４時間半・・・。

早朝に到着後、さっそく仕込みです。今日も乗り打ち。しかも今日はお昼にワークショップもあります。死ね死ねコースですね。会場は昨日とは打って変わってとても小さく、今度は間口と高さが足りません。試行錯誤の末なんとか仕込み終了。

演奏は音が大き過ぎて一番前のお客さんが心配でした。太鼓打ちのみなさん、小さく打つのって難しいですよね・・・（；＿；）でも総スタンディングオベーション！！皆さん喜んで下さいました。

本日の移動は３５０マイル。５６５ｋｍ！！７時間でした。

移動日はお腹が中途半端な感じになります。それでもどうしても何か食べたい私達！！そうだ！！こないだ差し入れに頂いた「赤いきつね」があったど〜っっ！！

ぬか漬けと共に・・・。日本の味堪能！！

本日の公演は９０分バージョン。

休憩もありません。満員御礼、フルハウスのお客さんは大喜び！そして私たちも！公演後に舞台上で質問を受けるというコーナーも設けられ、なんだか新鮮な公演でした。

昨日の公演に車で３時間の距離からはるばる公演を観に来てくれたのはSoul一家。

お母さんのマイアミ。彼女が誰か分かる人はかなりの倭フリークです！！時は遡り、１９９９年倭の初ＥＵツアー。通訳で同行してくれたのが彼女。１０年経ってなんと！！旦那さんのブライアンと太鼓グループを結成！！日本で太鼓１３台も購入し、活動開始したところだそうです。世界和太鼓人口。まだまだ増加中！！フレ〜フレ〜『ライオン太鼓』！！