2009年7月11日(土)倭里帰り公演 in 山口


山口出身の川内智子。彼女の里帰り公演です。



シンフォニア岩国の客席です。とてもきれいな劇場でした。



岩国太鼓さんとリハーサル。最後に倭の曲「日向」の合同演奏をします。



本番。



打ち上げー!
みなさん、ありがとうございましたー!

 

行ってきました、里帰りツアー第2弾!
今年、里帰り公演をしたのは、山口県出身の私、川内智子です!
7月9日、午後2時に明日香村を出発して、一同西へ。
4tトラックが2台、3tトラックが1台、乗用車3台。メンバー17人の大移動です。

約6時間のドライブを経て午後8時、岩国に到着。
出発時にはまだ、“里帰り”ということに実感がありませんでしたが、
子供のころから馴染みのある故郷の町に、倭のメンバーと一緒にいる! と思った瞬間に、なんだか急にそわそわしてきました。

とにかく町を案内したい!という、浮かれ気分にもなりましたが、なんせ明日は本番です。
それどころではないぞ・・・と我慢してまずは仕込みです。
会場は、シンフォニア岩国。
朝9時、劇場が開くと同時に搬入開始!
次々に機材や照明が運び込まれてステージの準備が進んで行きます。
そうそう、代表の小川と私は仕込みの途中で、取材も兼ねて、岩国市役所に表敬訪問をさせていただきました。
岩国市の市長さんはまだ30代。驚異的な握力の持ち主でした・・・。
(その時の事が岩国市のブログで紹介されていますhttp://iwakuni-city.net/blog/?p=2322

そして、本番当日です!

朝から緊張でドキドキだった私ですが、本番が始まる直前には、さらにそのドキドキは倍増。
心臓は口から出そうだし、足は地についてない気がするし、声はうわずるし、気持ちは落ち着かないしで、なにがなんだかわからない状態でした。
そして、そのなにがなんだかわからない状態で演奏開始。
一部と二部の休憩時間に幕の前でインタビューがあったのですが、何をしゃべったか、覚えていません・・・
でも、二部が始まって幕が開くと、岩国に帰ってきたんだという実感が湧いてきて、自然といつもの自分に戻って演奏することができました。
いつも以上に気合いが入ったコンサート。
思い入れたっぷりで、もっと楽しんでいたかったけれどあっという間に過ぎていきました。
アンコールは、岩国太鼓の皆さんと一緒に、倭の曲「日向」を演奏。
岩国太鼓は、倭に入る前、私が在団していた和太鼓団体です。
この日のために、岩国太鼓の皆さんは、「倭と一緒に舞台に立つために!」と、半年もかけて「日向」を練習をしてくれていました。
その努力は演奏を見れば一目瞭然、完璧!
倭のメンバーとそして岩国太鼓のみんなと受けた、故郷のみなさんからのたくさんの拍手。
まさに感無量でした。

コンサートは無事終了。
「終わった」と思うと、体の力が一気に抜けていくのでした・・・。

最後になりましたが、今回、この里帰り公演を行うにあたりたくさんの方にお世話になりました。
本当に、本当に感謝感謝。心の奥底から、ありがとうございました。

さて、次なる公演地は“東沙織の故郷、鹿児島県”です!
山口から鹿児島へ。
行きまーっせー!

川内智子

 
2009年7月14日(火)倭里帰り公演 in 鹿児島

鹿児島出身の東沙織。「んだもしたぁ、まさか薩摩に戻れるとはー!」


公演終了後、たくさんの花束をいただきました。


客席のみなさんと一緒に記念撮影。


打ち上げー!
鹿児島の黒豚しゃぶしゃぶだー!美味しかったでーす。

 

皆さん、やって参りました、倭九州初・鹿児島公演!
明日香から山口公演を経て、鹿児島までの間・・・、私は、本当に気持ちがどこかにいってしまいそうなぐらい緊張しました。
でも、鹿児島に着いて私を迎えてくれた、晴天にどっしりと構えた桜島が私を安心させてくれました。
そして自分の生まれ育った故郷に倭のメンバーがいることがうれしくて、信じられない感じでした。
鹿児島に到着して、桜島とメンバーを見て、ようやく地に足が着いたのでした。
鹿児島といえば、桜島、西郷どん、焼酎、黒豚。
そして・・・、東沙織でございます!

今回は里帰り公演特別プログラム!!!
前回のプログラム「心音」と今回ツアーで回らせて頂いているプログラム「祭」のミックスでした。
なので、いつもと違って余計興奮度が高まりました。
本番・・・。今まで感じたことのないぐらい、時間が長く感じました。
しかも、1曲目からアンコールまで、細かく覚えています。
また、ほとんどのお客さんが私の知っている方だと思うと、バチを握る手が汗で湿りました。
私を知っていらっしゃる方は、私が何か失敗するんじゃないかって、逆に私よりも緊張されていたかも知れません。
メンバーの方もいつも以上に私の顔が頭をよぎったことだと思います。(そんなことは、ないか・・・)

里帰り公演をさせて頂いて、今までお世話になった方にようやく少し恩返しができたのではないかなと思っています。
今まで倭を知らなかった方々に倭を知って頂けたきっかけにもなったかなと思います。
とにかく、会場に来て下さったみなさんが楽しんでいてくださったならいいなあと、と、それを願わずにはいられません。
みなさん、ありがとうございました。

最後になりますが、里帰り公演ということもあって、本当に沢山の方々に協力をして頂きました。
色々お手数をかけたり、色々お世話になったり、地元の鹿児島の方々には大変な思いをさせてきたことだと思います。
重ねてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
また、奈良から九州のさきっちょの鹿児島まで、5台のトラックと3台の車でを連ねて鹿児島に来てくれたメンバー、スタッフの方々、本当に有難うございました。

もう一度、鹿児島の皆さん、関係者のみなさんに心からお礼を言いたいです。

かごっまで、よかった〜! (鹿児島で生まれ育ち良かったです!)
かごっまは、よかったど〜! ( 鹿児島、良かったです!)

 

 
2009年7月19日 皆既日食記念公演 in 奄美大島


名瀬小学校での学校公演。



ワークショップ。



劇場でもワークショップ。



リハーサル。

本番。最後は「六調」でこんなことに・・・

奄美大島名物の鶏飯。


太陽が・・・

皆既日食イベント終了後記念撮影。

フェリーで帰る時、アマミーナのみなさんが見送りに来て下さいました。

 

里帰り公演に引き続き、私達が訪れたのは奄美大島!
今回倭が奄美大島を訪れた理由は、皆既日食。
奄美の人達で作られた「アマミーナプロジェクト」による皆既日食イベントです。
そもそものきっかけは、このアマミーナプロジェクトの中心人物である徳雅美さんとの出会いでした。 徳先生(州立大学の教授をされているので、みんなそう呼んでいます)は倭がアメリカツアーで訪れたチコという街で何年も前に出会って、それからずっと友達です。 先生が奄美出身ということで、今回の皆既日食にあたって「未来を担う子供たちへ、何か心に残るものを・・・」ということで倭にコンサートの依頼があったのです。

鹿児島からフェリーで渡った奄美大島は、灼熱の太陽!そしてキレイな海―! 泳ぎましたね。到着後すぐ。朝5時半から。ええ、我慢できませんでした・・・。 ですが、奄美の暑さは私達の想像を超えていました。毎年ただでさえ暑いのに、今年は特に暑いんだとか。

そして午後に訪れたのは名瀬小学校。ここで学校公演です。
初めは校庭でということだったのですが、パワフル太陽に恐れをなして体育館でやることに。しかし、そこも灼熱・・・サウナ状態でした。 でも、演奏中に舞台から見えた子供たちのキラキラした目に、暑さの事は忘れてしまいました。
普段の何倍もの汗をかいてふらふらになった倭一同。
そんなメンバーを癒してくれたのは演奏のお礼にと歌ってくれた「校歌」。 島の独特なメロディーで、自分たちの知っている校歌の雰囲気との違いに驚きました。

さて、そこから諸々イベントや準備を経て、19日に行われた倭コンサート。 奄美文化センターというお客さんが1500人ほど入る大きな会場でした。 倭を知るはずもない島の人が、果たして観に来てくれるのだろうか・・・の不安もなんのその、アマミーナ実行委員会のみなさんの努力で、客席はいっぱい!
奄美島唄の坪山豊さんも駆けつけてくださり、コンサートは大盛況!
アンコールでは、奄美でよく踊られるという「六調」をみんなで踊って楽しかった〜。
ここでもいつもやっているツアーと少し違うコンサートが出来ました。

そしてその2日後、世紀の天体ショー「皆既日食」の当日です。
皆既日食とは、太陽が月にすっぽりと隠れて、暗くなってしまうという現象です。 あんなに晴れていた奄美の空がなんと曇り。
有良(あった)という町の海辺に組まれた特設ステージの上で、不安げに空を見ながら準備です。

会場にはたくさんの人が集まって、やっぱりちょっと心配そうに曇り空を覗いていました。 まずは倭の演奏。雨を呼ばないようにと願いを込めて「日向」の演奏です。

そして演奏後、まだかまだかと世紀の天体ショーを待ちわびていたみんなの前でそれは始りました。
「欠けてる!欠けてる!太陽が欠けてるー!」
曇り空でしたがはっきりと太陽が見えました。
そしてゆっくりと欠けていきます。
曇りだったから逆に肉眼でも太陽が欠けて行くのが見えました。
どんどんと欠けていって・・・
そろそろです・・・
会場のざわめきが聞こえます。
静けさに波の音。
午前10時57分。
一瞬風が強くなり、あたりは真っ暗に!

「すごーい・・・」「うわー・・・」という静かだけれど大きな感動のため息があちこちから聞こえます。 倭メンバーも、初めて体験するこの不思議な現象に大興奮。 それはまるで、時間の流れが止まったような瞬間でした。 波の音も、会場にいる人々の声も、風の音も、どこか遠くで聞こえるような・・・

ほんの数分で太陽と月が離れて、奄美大島はもとの明るさに戻りました。 ざぱーん、ざぱーんという波の音と、会場の人々のざわめきが急に大きく聞こえてきて、暑さを感じました。

皆既日食。
初めて経験しました。最初で最後の経験かもしれません。 なかなかこんな経験はできないと思うと、本当に今回呼んで下さったアマミーナの方々に感謝感謝です。
ほんとうにありがとうございました!
たくさんたくさんお世話になったみなさんにも、心からありがとうございましたと伝えたい!

倭は今、ドイツにいます。
里帰り公演、奄美公演、無事終了して2日後。
頂いた思い出を大きなエネルギーにしてドイツ公演に挑みます。
その後は全米・カナダツアー。
さぁ、気合入れて頑張るでー!

 

7月26日(日) 移動日

 

到着!!アムステルダムはスキポール空港です。
ココからバスに乗り込み、倭EUROPE TOUR 2009 2nd 最初の地、ドイツのケルンへ移動です。
日本の猛暑からは想像も出来ない程・・・
涼し〜い!!日本の皆様、申し訳ございません。
この涼しく快適な気候の中、暑苦しくも情熱的なコンサートを汗みどろになってやって参ります。
皆様も夏バテなどなさらぬよう・・・。

 

 

7月27日(月) Koln , Germany 仕込み日

 

今日は仕込み日。
ケルンフィルハーモニー劇場です。Kolner Domという大きな教会のスグ横にあります。
正式名称は、ザンクト・ペーター・ウント・マリア大聖堂
ゴシック様式の建築物としては世界最大。
世界遺産にもなっているこの教会は、何度見てもそれはそれは壮観です。
ケルンでの公演は4度目。今回も有難いコトに1週間6日で7回公演、が2週で14回公演。
たくさんの方との出会いが待っています。倭5度目の訪問!!が出来るよう頑張っていきま〜す!!

 

 

7月28日(火)Koln , Germany 公演日

 

ケルン公演初日。取材がありました。
このフィルハーモニー劇場はケルン大聖堂の隣にあって、反対側にはライン川が流れています。
その勇壮な流れを見ながら、まずはお馴染み、締上げトレ−ニングの様子から取材撮影開始。
続いてお昼ごはんを作っている様子を撮影してもらって、お昼を食べてから衣装に着替えて演奏をしました。
祭プログラムラストの曲『華火』と、『楽打』。ドイツ人は皆スグに『SUPER!!』って言います。
取材陣一同『ズーパーッッ!!』と喝采を贈ってくれました。
素敵な宣伝にケルンの人達も倭に興味深々になってくれることでしょう!!

 

 

7月29日(水) Koln , Germany 公演日

 

倭EU Tour 2009 2nd。昨日より公演が始まりました。
ここケルンでは全部で14公演。
1st から使用してきた太鼓や舞台道具、備品達。5月末に別れて2ヶ月ぶりに会った彼らは少し傷みが見えました。
これからなのに!!早速色塗りです。
『ツヤ消しブラック』刷毛片手に『全部塗りつぶしてやるぜ〜っ!!』と松下建命。
ハリキッってます!!

 

 

7月30日(木) Koln , Germany 公演日

 

さて、ケルン公演。体も2時間コンサートを思い出してきました。
ガンガン行くで〜っっ!!な3日目です。
時差ボケなのか何なのか、ワケの分からないタイミングでお腹の空いてしまう私達。
ま、常に空いているようなものですが・・・そんなハラ減らしの私達にもってこい!!
ツアーに出るとコレがあるので頑張れる!!
The おにぎり!!こんな真っ白〜で素っ気無いように見えていますが、中身はなんと!!
豚みそ〜!!玉井碧の母、お手製!!母の愛!!『ツアーに行くならコレを』と持たせてくれました。
美味いんッスよコレがっ!!

 

 

7月31日(金) Koln , Germany 公演日

 

4日目です。4日目はねぇ・・・ちょっと大変なんです。
私達にとっては『魔の4日目』・・・。体がですね、確実に疲労を溜めていっているのかですね、
気持ち的にはめっちゃノッってて、『行くぜぇ〜っっ!!』と思っているのに・・・
体が思うようについてこない・・・。そんな魔の4日目です。
でもドイツのお客さんは良いです。マナーが良いというか、品もあって、フィルハーモニーということもあるんでしょうかね。
ホント上手に乗せてくれます。そんな2000人の大歓声に助けられ、難なく終えるコトが出来ました。
今日は東沙織25歳!!ハッピーバースデー沙織!!