3月1日 ドイツ・オーバーハウゼン公演5日目

はーい僕です。

「ランニング」

今日も朝のランニングから一日がスタート!
でも、いつもとは内容がちょっと違いました。なーんと!今日のランニングは「口で息するの禁止」だったんです!「口があかんかったら鼻で息したらええねんな〜」と、軽い気持ちで走り出したらこれが意外ときっつい!期待しているほどに空気が入ってきてくれないんですよ〜!酸素が足りないーもっとくれーと鼻息はどんどん荒く!もう、鼻水も一緒に吹き出しながら必死に走りました!しんどかったー!ほんと、誰?こんなこと思いつくのは!?

 
3月2日 ドイツ・オーバーハウゼン最終日

ジャジャーン!!!

「鼓童さん」

今日はオーバーハウゼン最終日。マチネ公演と夜の公演、そして撤収作業というフルコースを体にムチ打って全てこなし、レストランへで乾杯ー!!

それにしても、ハードワークの後のビールのなんと美味しいこと!「生き返るで〜!!」と、一息ついたその瞬間。見つけました!何気なく手にした雑誌の表紙。それはなんと、鼓童さん!表紙にドーン!「オォー!何で何で??」と内容を見てみると、なにやら2月28日にデュッセルドルフという街でコンサートがあったそうなんです。デュッセルドルフと言ったら、今私達がいるオーバーハウゼンのすぐ近く!地図上では目と鼻の先ではないですか!同じ時間に同じ国、しかもめっちゃ近い所で「倭」と鼓童がコンサートをしていたなんて。鼓童さんには一昨年の天響祭でゲスト出演して頂き、「族」を一緒に演奏させて頂いたのです。なーんと、その後には魂源堂でバーベキューパーティーをした仲でもあるんですよー。私達の自慢です!いやー、知ってたら見に行きたかったのに〜、って言っても、私達もその日コンサートがあったから無理だったんですけど・・・。鼓童さ〜ん、いつかまたどこかでお会いできるといいですね!身体に気をつけて〜。

 
3月3日 ルーマニア・ブカレストへ

はやく撮って〜

「命がけ」

写真をご覧下さい。

さて、メンバーのみんなはいったい何をしているのでしょうか。昼寝ではありませーん。一見、何もしていないようにも見えますが、実はみんなかなりふんばってます。なぜかというとここはものすごい傾斜が急なんです。写真の奥に向かって坂になっています。座れば簡単に転がっていきそうやし、寝そべったら頭に血が上って鼻血が出そうになるほど。

そんな所でなぜか人文字をしたくなりました!そうなんです、「YAMATO」って書きたかったんです。なんとなく、そう見えませんか?ちょっと目を細めて見てみたら、ほら、見えてきたでしょ〜!なに?見えない・・・。でもほんまにこれしんどかったんです!命がけでやったのに・・・、私達って・・・。

 
3月4日 ルーマニア・ブカレスト

まわってる、まわってる。

「ウォーキングデー」

今日はお昼ご飯を食べに街まで歩きました。

「倭」の旅先案内人「クレージーコンパス・増井隆興」を先頭に、ひたすら歩きました。トレーニングと日焼けすることを目論んでとにかくひたすら・・・。しかし、ルーマニアの道はどこもかしこも工事中で、舗装されているのかいないのかわからないような感じ、とにかく凸凹。全くもって歩きにくい〜!そしてまた野良犬が多いのです。途中、砂ぼこりに目をこすりながらも歩き続けること約2時間。それでも街にはなかなか辿り着かないのです。やはり「クレージーコンパス」は伊達ではありません。レストランの一件も見当たらず、空腹さ加減ももう限界、おなかと背中がくっつくで!と本気で思い始めた時、ものすごくいいにおいが!「あー、これは、きっとあれや!私達の大好物!」。そうです、ケバブでした!!もうレストランなんて探している場合ではない!即行で買いました。腹ペコで歩き疲れて食べたケバブの味は格別でした!

 
3月5日 ルーマニア・ブカレスト公演

「楽打」のかけあい練習中。

「世界の言葉で!第2弾」

お待たせしました。
大好評、世界の言葉で「いきまっせ」を言いましょうのコーナー!
今日はドラキュラの国、ルーマニアからお届けします!
皆さん、ルーマニア語、何か知ってますか?知っているという人も、知らないという人も、まずはこれを覚えてみて下さい!ルーマニア語で「いきまっせ〜」です。いきますよ〜、せ〜のっ

「スンテツガター!!」


これであなたも私もルーマニア人の友達ができたも同然!それにしても、おもしろい言葉だと思いませんか?「スンテツガター」って。なんか漢字で書けそう!勝手に漢字にしてみました。「寸鉄型―!」

 
3月6日 ルーマニア・ブカレスト

扇をたたむ練習。これがめっちゃ緊張しました!

「イベント出演」

皆さん、ここブカレストにある「国民の館」というもの凄くでかい建物。
その広さは、なんと世界bQだそうです!

bPじゃないのが残念ですが、確かにめちゃめちゃでかいし広い!その勢力は地下へも!深さは約100mまであるとか。で、なぜこの建物の話をしているかと言いますと、三菱自動車の新型ランサーお披露目パーティーがこの世界bQの館で開かれ、演奏をしてきたのです。いいえ、演奏だけではありません!このパーティーの主役である新型ランサーの登場シーンに大きく関わる大事な役目も!

「楽打」と「雷組曲音」を演奏した私達、その2曲の間に「倭」メンバー3人の手により、新型ランサーが隠してある巨大扇がたたまれ本日の主役登場!というなかなか粋な演出が!!太鼓が鳴り響く中で、日本をイメージされた扇が和太鼓打ちの手でたたまれる、そしてそこに現る日本の車!!かっこいいではないですか!これでルーマニア人に人気爆発間違いなし!!

 
3月7日 スロバキア・ブラティスラバへ

のこったのこった!

37日 「相撲とり」

「逆立ち」ブームの次はこれ、「相撲」です!

只今、「倭」男性陣の間では、相撲が流行っています。今日も皆でトレーニングをした後、おもむろに相撲をとりだした日高元と門貴宏。土俵際がないし、まわしもないのでなかなか決着もつきません。お互いのジャージの腰辺りをがっしりつかんであっちへこっちへ・・・。そして、勝負が長引けば長引くほどグイグイとお尻にくいこむジャージ。これはお見せするのは恥ずかしいくらいおかしな格好。ジャージが上がり過ぎてきた頃、技をかけようとした日高元が失敗してこの勝負、門貴宏の勝ちとなったのでした!

 
3月8日   スロバキア・ブラティスラバ公演

今日は、「イディメナート!!」やで〜!

「世界の言葉で、いきまっせー!第3弾」

「イディメナート!!」・・・本日のいきまっせでございます。

約2週間前に訪れたスロバキアのコシチェでは、「ポデュメ!!」でした。おーっと、これはちょっと難しくなってる・・・。国によって言葉が違うのは当たり前ですが、同じ国でも地域によって違うんですね〜。それって、日本でいう東北弁と関西弁みたいなもんなんですかね。それにしても、聞きなれない言葉ってほんまになかなか覚えられないんです。不思議なことに、練習しても練習してもすぐ忘れてしまうんですよー。舞台上で叫んで練習、おにぎりを食べる前にも練習、後にも練習、そして開演間際、皆で手を合わせ舞台へ向かう時も「イディメナト・・・イディメナト・・・」。ブツブツ言いながら歩いている姿はおそらく多分・・・現地の人たちにはちょっと異様なのほどに「いきまっつぇ・・・、いくぃまつえ・・・」なのでしたでしょう・・・。

 
3月9日 スロバキア・ブラティスラバ

門貴宏、「倭」に入団して1年。バチを削るのも上手くなってきました。

「バチを削ろう!」

薄さが命、長さ、やすりの目、木目との相性、いやいや精神状態。
さて何の会話でしょう?

これは今日みんなでバチを削っていた時の会話です。角材から丸いバチにしていく過程で、メンバーそれぞれのポイントやこだわりがあるのです。
「かんなの刃の薄さ調節にこだわる!」と二戸末利華。 刃が出すぎていると、余計に削ってしまうんです。
「長さでしょう!」と東沙織。入団当初、先輩の削りカスは長くて初心者の自分のカスは短く、すごい!と思わず感動してしまったことがあったそうです。
「木目との相性に神経を注ぐ」というのは、日高元。木目の部分を削るのは実はとても難しくて、少しでも削る方向を間違うと、「ゴリっ!」とびっくりするくらい大きくえぐれてしまうことがあるのです。なので、いつも木目との会話が重要なのです。

それ以外にも、仕上げのやすりの目の粗さにこだわる杉山味里。
土肥舞子曰く、精神状態。落ち着いた気持ちで削らないと、自分の気持ちがそのままバチに表れてしまうとの意見。
そんなみんなの意見はどこへやら、最近公演中によくバチが折れる増井隆興は「いや〜これもプロテイン効果かー!?」と鼻息荒くけずっていました。
この会話のきっかけとなる質問を投げかけた門貴宏も、何か自分のこだわりを見つけたでしょうか!?

 
3月10日 チェコ・ピルゼンへ

マクド最高!! 目がいってますよ・・・。

「復活祭」

今日のマクドナルドをとても楽しみにしていた男がいました。玉井碧です。実は約2週間前から口の中と喉を腫らしてしまい、ろくに食事をとれずにいたんです。彼が口にしてきたのは水かヨーグルトかスープのみ・・・。噛む、飲み込む、ということができなかったため、このような食生活の毎日でした。「早く完治してハンバーガーが食べたい」と痩せてちょっとこけた頬で嘆いていたそんな彼が復活で〜す!で、本日念願のハンバーガーにありつけたのです!全快おめでとう!これからは思う存分食べて下さい!でも食べ過ぎてリバウンドにはご注意!

 
3月11日 チェコ・ピルゼン公演

上からは引っ張られ、下からは押されて登る大太鼓!

「登る大太鼓」

今日から始まった、チェコ「6日間連続乗り打ちツアー!」

ピルスナービール発祥の地、ピルゼンでの第一日目の公演を終えた今、もう一つ大仕事が!それは搬出作業です!今日はいつもの搬出作業とは違うのです!

今日の会場は体育館のような建物で、客席が階段状になっていました。そして、なんと搬出口はその階段の上にあります。舞台で使用したもの全てを客席の上に運ぶのです!もちろんリフトなどありません。小さい太鼓や台、その他の道具は階段を何往復も行ったり来たりして手運びです。公演後の小トレーニング、なかなか効きました!

そして問題は「倭」の象徴である四尺の大太鼓!
総重量500kg!
どうやってここまで来たのか、そしてどうやってあそこへ上がるのか!

しかし、そんな疑問もなんのその、現地スタッフにより素早く階段にスロープが作られ、どこから集まったのか、大勢の男性スタッフがこれまた素早く大太鼓の周りにスタンバイ!「来た!大太鼓や!」「倭」の男性メンバーもその中へ!そして「せーの!」の掛け声で大太鼓はゆっくり登り始めました!斜め約45度の傾斜をゆっくりとたくましい男達と共に登っていきます!

「ウォーーー!」と玉井碧が叫んだ!!

ほんのちょっとの段差に四尺がつまづいている様子!すかさずまた一人二人と屈強な男性スタッフがヘルプに!「頑張れー!」!
大太鼓はゆっくりと再び動きだし、客席の頂上へ到着。
拍手喝采―!
大太鼓をここまで導いた男性陣はホッと一安心の笑顔!たくさんの人に助けられ、搬出は無事に終了!!

 
3月12日   チェコ・プラハ公演

てんやわんや!!

「劇場」

東ヨーロッパに入ってからというもの、アリーナ公演が続いている「倭」。
今日は久しぶりに劇場での公演でした。今日の劇場はアリーナに比べると舞台も客席も小さく、かわいらしい感じです。普段この劇場では2つのプロダクションがショーをしているらしく、その合間(今日ですね)に「倭」が公演をしたというわけなのです。どうやらそのプロダクションというのは演劇らしく、階段も、階段の踊り場もケータリングルームも、どこもかしこも衣装だらけなのでした!舞台袖や舞台後ろには演劇で使われると思われる小道具から大道具までが至るところにおいてあります。そして倭の公演後には大黒(舞台の一番後ろの幕)の後ろから巨大舞台セットが登場!!どこにそんな大物が隠れていたのかと驚くメンバー。小さな舞台上は太鼓やら道具やら舞台セットやらでごった返したのでした!

 
3月14日  チェコ・オストラバ公演

こんな車を発見!「YAMATO」カー!!

「後半戦だ!」

チェコ乗り打ちツアー4日目です。
よっしゃー、後半戦も勢い出していきまっせ!!今日の公演場所はオストラバという田舎町のスポーツアリーナ。ここは普段はアイススケートやアイスホッケーに使われるようで、ロビーや通路、そして隣接されてあるホテルにもその競技のポスターやら写真やらがたくさん飾られています。そこには日本の安藤美姫選手の写真も!世界のあちらこちらで日本人の活躍を見ると、とてもうれしくなります。
さて、世界の言葉で「いきまっせ!」をここでご紹介。チェコ語では、「デメナトー!!」です。
お気付きの方もいらっしゃる事でしょう。前回紹介したスロバキアの「イデメナト!!」と、とっても似てます。さすがにこれは「倭」メンバーも覚えやすかったのでした!

 
3月15日  チェコ・ツリン公演

今日の開場です。実はハンドボール場だそうです。

「問題発生!」

チェコ乗り打ちツアー5日目。ラストスパートです!
今日はちょっと大きな体育館といった感じのアリーナで公演。朝から開場へ入り、ちゃくちゃくと準備は進みました。そして、もうすぐ開場というその時、問題発生です!なんとお客さん専用のバーが舞台の下手後ろ側にあったことが判明。休憩中にそこへ行くお客さんからは袖の中が丸見えになるというではないですか!
アリーナは360度客席があって、それを舞台側と客席側に分けているのですが、今回のアリーナでは、その舞台側にある、使われない客席の一番上の後ろ側にバーがあったのです。これは大変だ!緊急ミーティングが開かれました。
結論としては、一部が終わると同時に、お客さんから舞台の中が見えないよう、下手の袖幕を変形させて閉じる事に。
それまで下手で待機していた太鼓達は直ちに舞台中へ移動です。
休憩が終わり、お客さんが席に着いた頃を見計らって今度は下手の準備です。
急げー!二部が始まる〜!!と、舞台の中や袖の中を駆け回るメンバー。
そして、無事に幕は開いたのでした。いつどこでどんな問題が起きるかわからないツアー。
これもまた、醍醐味ともいえるのではないでしょうか。

 
3月16日  チェコ・ブルノ公演

撮影の様子を一枚。「仰け反りー!!」

「チェコ、ファイナル!」

チェコ最終日の地はブルノ!
ここは去年も訪れた街です。劇場もよ〜く覚えてました。ここの劇場は特徴があって、舞台の奥行きがめちゃくちゃ深くて、舞台セットからお客さんまでが遠〜いのです。
「楽打」という曲で、曲中に舞台の一番前まで出て行くシーンがあるのですが、ここではいつも猛ダッシュでした。あまりに遠いので間に合わなかったら大変と、今日も桶胴を担いで舞台上を走る練習したのでした。迎えた本番、チェコ最終日ともなると更に気合が入っているメンバー。満員御礼の客席に更に更にテンションはあがりまくりでした。チェコ6日間連続乗り打ち公演の終了と共に、「倭」東ヨーロッパツアーも終了!来てくれたみなさん、ありがとうございました。次のレポートは、2年ぶりのイギリス、ロンドン編でお会いしましょう!
あ、ちなみに今日は公演後に写真撮影がありました。ポーズのリクエストはかなり個性的で、なかなかおもしろい写真が出来上がりそうでした。

 
3月17日  イギリス・ロンドンへ

ロンドンと言えば!二階建てバス!

「ロンドンへ」

さあて、東ヨーロッパツアーを終えた「倭」。
イギリスへとやって参りました〜!
ここから、4月の終わりまでの約1か月半は全英ツアー。まずは首都ロンドン、ウエストエンドの劇場で2週間連続の公演。その後はイギリス全土15都市を巡る旅です!公演数は20公演、がんばりまっせ〜!

 
3月18日 イギリス・ロンドン

「颯」のバミリ中。

「仕込」

ロンドンに来て2日目、今日は仕込日です。
私達が劇場へ行く何時間も前から、スタッフがトレーラーから全てのものを搬入してくれています。太鼓や様々な道具を出し、まずはバミリ(太鼓の位置に印付けること)開始。次いで照明合わせ。すべての準備が終わるのは夜も更けたころです。明日からの公演に向けて、徐々に緊張を高めていく。仕込みの時間は、そんな風に気持ちを準備する時間でもあります。

 
3月19日 イギリス・ロンドン公演初日

「心音」の撮影中・

「プレス」

さあ、今日からロンドン公演スタート!
公演初日には、プレスカンファレンス(記者会見)や撮影会というものが行われることがよくあります。
演奏シーンを撮影したり、インタビューを受けたりするのですが、今日はまず、舞台上で「楽打」と「心音」の演奏シーンの写真撮影からはじまりました。衣装を着て演奏をする私達にカメラマン達が何度も何度もシャッターをきります。時にはカメラマンの要望にお応えすることもあるのですが、今日は「ジャンプ!」というリクエストがありました。私達はひたすらジャンプを繰り返し、撮影は無事終了しました。結構いいウオーミングアップです。

 
3月20日  イギリス・ロンドン公演2日目

最初はおそるおそる。。。

「広がれ、太鼓の輪」

初日を大盛況に終え、ロンドンの観客にも「心音」という新しいプログラムが受け入れられたことを実感した今日、可愛らしい訪問者が遊びに来てくれました。劇場関係者の方が子ども達に太鼓を打たせて欲しいんだけど・・・と連れてこられたのです。もちろん喜んでご指導をお引き受けしたメンバー一同。太鼓は聴くのもいいですが、やはり打つのが一番の醍醐味です。誰でも打てば鳴るシンプルな楽器ですが、その音色は人によって全然違います。その響きは小さい子どもからお年寄りまで、みんなを楽しくさせる魅力に溢れています。単純で奥深い楽器、和太鼓。子ども達との時間はあっという間に過ぎていくのでした。

 
3月21日  ギリス・ロンドン公演3日目

あごつけんかいっ!

「愛のムチ(指導?)」

ロンドン3日目。同じ劇場での連続公演の良い点は、なんといっても練習時間がたくさんとれる事です。乗り打ち(その日劇場入りしその日の内に撤収すること)の日は、準備に追われなかなかまとまった時間がとれません。ここピーコックにいる間の一日のスケジュールは、午前中にランニングとトレーニング、そして12時から劇場に入って練習です。開場準備までの6時間、途中昼食を挟みながら、びっちりやります。ひたすら太鼓を打つ時間もあれば、表情、立ち居振る舞いの研究なども欠かせません。

先輩メンバー達の指導にも熱が入ります。入りすぎます・・・。

 
3月22日  イギリス・ロンドン公演4日目

みんな入れ〜!

「集合!」

今日は一日2公演です。マチネ(昼の公演)終了後、次の公演の準備へと舞台へ向うと、あれよあれよと気が付けばたくさんの人が集まっていました。倭サウンドスタッフの家族、劇場関係者等々・・・。賑やかな舞台上です。そんな中、私達の眼にとまったのはひと組の日本人ご夫妻の姿。ん?おっ?お〜!なんっと〜!

それはなんと、明日香村の私達の家のお隣さんだったのです!こちらにお住まいだとは聞いていましたが、なんとお会いできるなんて!

私達のポスターを見かけて会いに来てくださいました。は〜、しかし世界は広いのか狭いのか・・・。まあこれも太鼓が繋いでくれている縁なのですね。
とりあえず、写真写真!

 
3月23日  イギリス・ロンドン公演5日目

愛のかたまりです

「ロンドン1週目終了!」

お疲れ様でした!4日連続5回公演が終了です。このロンドン期間はアパートメントタイプのホテルに滞在しているのですが、何が最高って、キッチン付きだという事です。自炊がモットーの「倭」。もちろん!3食自炊しています。
お昼は12時に劇場入りして練習を開始するため、ホテルで作ったものを劇場に持ち込みます。ひと練習終えたあとに温めて頂くそのお味・・・。最高です。
やっぱり手料理はいいですねえ。
そして、夜はというと、公演終了後に食事当番がダッシュで戻って作ります。ある程度仕込んでおいたものを大急ぎで調理。疲れた身体を癒してくれるのは「愛」ある食事だ!今日は杉山味里の大得意料理、ハンバーグでした。

 
3月24日  ロンドンDAY OFF

足のサイズ何ぼ? 27.8pです。。。は?

「CAMDEN LOCK マーケット!」

日本は遂に桜が咲き始めた、との知らせが届きました。え〜、こちらロンドン。今日は朝から雪がチラついております・・・。

さて、雪ですが、気分を持ち直して行きましょう!待ちに待ったOFF!今日はロンドンの名所「カムデンロックマーケット」で買い物です。お目当ては、「セーフティーシューズ」。

ご存知ですか?安全靴。国によっては、劇場の搬入・搬出時にはつま先に鉄板の入った靴を着用しなければならないという決まりがあります。舞台の仕事に危険はつきものだからです。搬入・搬出に参加する「倭」の男性陣もこれを機会に揃えました。イギリス生まれのDr.マーチン。オフでも意識は常に舞台です。

 
3月25日    イギリス・ロンドン公演5日目

練習練習練習

ロンドン、ピーコックシアター2週目が始まりました。

オフ明けはいつも自分自身を確認します。体はなまっていないか?緊張感はあるか?自分自身に問いかけます。過ごした楽しい時間が緩みとなってしまっては意味がありません。肉体的にも精神的にもきちんとした準備をして舞台に立ちたい。

今年だけでも既に9カ国で公演を行い、たくさんの人が「倭」の舞台を見に来て下さいました。たくさんの人から「エネルギーをもらったよ、ありがとう!」という言葉をかけて頂いています。そのことに見合う自分であるか、今の自分でいいか、楽しみながらも自問自答を繰り返す日々。それがツアーです。

考え込んでも仕方がない!とにかく練習、練習、練習。今日も真摯に太鼓に向かいましょう。

 
3月26日 イギリス・ロンドン公演7日目

バーバー楽屋、にて散髪中。羊の毛を刈っているようです・・・。

「バーバー晃子商い中」

「倭」のツアーは半年間海外行きっぱなしという事もしばしば。
今日は、そんな私達の楽屋での一コマをご紹介します。

長く日本を離れて何が困るって髪の毛が伸び放題になってしまう事です。今日はそんな私達の救世主、「倭」の「美」のコーディネーター小川晃子が登場。彼女がツアーに駆けつけてくれた時には、みんなこぞって散髪をしてもらうのでした。

 
3月27日 イギリス・ロンドン公演8日目

COMING SOON!

「一つ一つ、丁寧に」

今日は来月6日、7日に公演を行うイギリス、ノッティンガムまで取材演奏に行ってきました。

往復の移動は7時間。そして、演奏3分・・・。
一見ハードに感じるこのスケジュール、実は大きなエネルギーを頂くものとなりました。

倭の公演を10日後に控えた劇場スタッフの皆さんにお会いして、みなさんが私達のコンサートを丁寧に用意してくださっているのを間近に感じることができたのです。私達は公演当日その街に行って演奏し、その日のうちに移動という事がほとんど。でも、良く考えるとその一つ一つの公演は沢山の方の想いや仕事の積み重ねの上に成り立っているのです。そういうスタッフのみなさんの大きなエネルギーを、今日は感じる事が出来ました。

 
3月28日 イギリス・ロンドン公演9日目

「黙想」

「19時25分」

今日もこの時間がやってきました。本番5分前。

舞台の準備にぬかりはありません・・・オープニング曲の舞台セットを前にし、お客さんが私達を待ってくださっています・・・何度この時を迎えているか・・・。

毎日同じプログラムのコンサートをしていますが、当然のことながら毎回毎回が違うコンサートになります。来てくださるお客さんも違い、自分達も昨日とは違う。毎日の生活の中、そこには日々色々な感情が生まれています。いい日もあれば、悪い日もあり、葛藤の時間もあります。全ては舞台に繋がると信じ、ツアーを回っている私たち。その舞台が今始まります。

 
3月29日 イギリス・ロンドン公演10日目

緊張感、張り詰める練習

「颯」

皆さん、倭の三味線の曲「颯」をご存知ですか。結成当初から演奏されている曲ですが、現在の「心音」プログラムでも演奏しています。実は、この「颯」本編前のソロ部分は今からさかのぼること9年前、「倭」初の長期ヨーロッパツアー中に誕生しました。「倭」の三味線奏者、宮崎美香がオランダツアー中滞在していたバンガローで作曲し、その年のロンドン公演中に発表されたのです。彼女いわく、「このピーコックシアターの楽屋で何度も何度も練習したわ〜」だそうです。高度な表現力を求められるソロ、弾き手によって雰囲気が全く変わるものです。先輩に近づけるように、練習練習の毎日。今日はそんな「颯」誕生のエピソードも聞き、演奏には一層想いがこもりました。

 
3月30日 イギリス・ロンドン公演最終日

空飛ぶフライトケ〜ス

「お疲れ様でした!」

気が付けば、2週にわたったロンドン公演も最終日。毎日通った劇場とも今日でお別れです。公演終了後の撤収作業では500Kgの大太鼓を始め、(なななんと!)100個を超えるフライトケースが舞台から搬入出口まで吊りあげられていきました。慎重を期した撤収作業によって、大きなトラブルはなく、予定時刻よりも大幅短縮で無事終了。
改めまして、「劇場の皆様、今年もお世話になりました〜!」
終わってみればあっという間の2週間でした。5度目のピーコックシアター。過ごした時間、頂いたダメだし、そしてたくさんの出会い。
それらを胸に明日からの全英ツアーに臨みます。再びここに帰ってくる時までに、更なるパワーアップを目指すぞ〜!

 
3月31日 移動日(LONDONTRURO

ハードスケジュール大歓迎!

「次なる地は?!」

2週間過ごしたロンドン。Citadines Hotel。最高の環境だった「自炊できるホテル」を後にし、次に向かうのはイギリス南西に位置するTRUROです。
ロンドンから始まった全英ツアーは1都市目を終了したばかり。この先まだまだ16都市20公演が待っています。6時間のバス移動もなんのその〜っ!
エネルギー充電完了、早くも明日が楽しみです。