10月1日  Day off

街角で仲良くなったピエロ2人のパフォーマンスを見ました。とてもナイスコンビネーションでした。

「衣装」

さあ10月突入です。
10月1日は、みんなの大好きなテンイチ(天下一品ラーメン)の日です。いやいや、増井隆興の誕生日でもあります。増井隆興は今日26歳になりました。ケーキとろうそくはありませんでしたが、レモネードで乾杯し、タコスを食べてお祝いしました。

 
10月2日  移動日

ホテルの外へ出ると、オフィス街に建ち並ぶ超高層ビルが見えます。

「いよいよアメリカへ」

今日はメキシコからアメリカはヒューストンへやって参りました。アメリカツアーはこのヒューストンからスタートです。モントレーからヒューストンへの飛行機の中で、2年前のアメリカツアーのことを思い出していました。とても印象深かったのは、朝早くに劇場へ行き、トレーラーの搬入、照明吊り、舞台組みなどのセットアップをスタッフと一緒にさせて頂いたことと、バスでの長距離移動がたくさんあったことでした。

アメリカでは同じ場所で長い期間公演をすることはほとんどなく、公演、移動、公演、移動の繰り返しでした。その中に学校公演もあり、公演後に次の都市へ移動することもありました。大変なスケジュールでしたが、“ツアーやってる!”感があって、その状況を楽しませて頂いた記憶があります。今年もスケジュールを見ると、なんともわくわくします。アメリカ人のハイテンションに負けず、私達もテンション高く突っ走りたいと思います。

 
10月3日  Day off

ワークショップの最後にみんなでカメラに向かって「アーーー!!」

「盛りだくさん」

今日は一日が長かったです。午前中はヒューストンの朝のテレビ番組に出演しました。その為に7時前に朝食を食べ、劇場へ行きました。太鼓をピックアップしてテレビ局へ。テレビでの演奏、今日は「雷音組曲」の3章でした。テレビ局内のスタジオは十分なスペースをとれることは滅多になく、大抵狭いのですが、いかにも狭そうに演奏するのではなく、そのスペースの中でいかにダイナミックに演奏するかで、おもしろさが決まると考えます。しかもテレビは曲の構成に関係なくいつどこで撮られるかわからないのです。
とにかく思いっきりやろうと張り切った日高元は、高く飛びすぎ、照明にバチがあたってしまったほどでした。

その後、今度はオフィスビルの中で宣伝も兼ねて演奏をしました。一曲目は、やっぱりこの曲「楽打」です。そのビルで働いている人たちが見にきてくれ、そんなにたくさんの人はいませんでしたが、喜んでいただけたようです。約10分後には「兆」を演奏しました。締太鼓5つの曲「兆」、なんと今日は桶胴を地べたに置き、立って演奏したのです。初めての試みでしたが、雰囲気が変わり、おもしろかったです。

夜はワークショップがありました。小さい子ども、小学生、そして大人と、約30人もの人が集まり、一生懸命太鼓を打ちました。そしてもう一つ、今日は土肥舞子の誕生日でした。ホテルの近くのカフェ・バーで夕食を食べながらささやかにお祝いをし、今日の長い一日が終わりました。明日から始まる公演に備え、今日は休ませて頂こうと思います。では、おやすみなさい。

 
10月4日  ヒューストン公演1日目

午前中は街の大きなスーパーマーケットで演奏をしてきました。青空の下での「兆」、めちゃめちゃ気持ち良かったで
す。

「アメリカ公演初日」

今日からいよいよアメリカ公演がスタートしました。
初日の今日は案の定、準備に追われ、バタバタと開演を迎えたという感じでした。幕が開くギリギリまで袖でセッティングや曲の確認をし、緊張の中、「輩」からコンサートは始まりました。とにかく思いっきりやるしかありません。約2か月間のアメリカツアー、本公演は42回。そのうちの1回がもう始まったのです。
お客さんはいつもたくさんの拍手を下さいます。その拍手を快く頂くには、やはり私達自身が納得でき、後悔のない公演をするに限ると思います。そんな公演をした時はお客さんも心から喜んでくれると信じられます。

 
10月5日  学校公演&本公演

アメリカツアーを一緒に旅するトレーラーです。2か月間よろしくお願いします。

「学校公演」

今日は午前中に学校公演がありました。
内容は、本公演の中の5曲とアンコールの1時間プログラムです。昨日の公演後にサブステージを学校公演用に転換し、今日は朝早くに劇場に入って急いでバミリとフォーカスをしました。なんせ時間がありません。とにかく急いで準備をし、ほんの少しできた時間に練習をし、あっという間に本番を迎えました。

そしてあっという間に学校公演第1回目が終了。本公演でも演奏している曲ばかりとは言え、小学生の反応や会場の雰囲気は本公演とは全く違います。小学生の素直で爆発的な反応に気分もノリノリです!
そして、学校公演では、アンコールの終わりにメンバーの自己紹介と質問コーナーがあります。「質問がある人」と聞くと、たくさんの小学生が一斉に手を挙げました。アメリカの子供達はとても積極的です。アメリカツアー中、学校公演は全部で16回あります。より多くの子供達が太鼓や日本を好きになるよう、おもしろい公演をしたいと思います。

 
10月6日  移動&仕込み

この人波の中を歩いてみたくなりました。By大久保哲朗。

「Kerrvilleへ」

朝ご飯を食べていると、ホテルの前を横切るたくさんのランナーが見えました。今日はヒューストンのマラソン大会だったようです。部屋に戻り、出発の準備をしながらふと窓の外を見ると、走っている人の波がまだ絶えることなく続いています。これは是非写真に収めようと、カメラを用意している間に人がだんだん少なくなり、波が納まってしまいました。シャッターチャンスを逃したと思いきや、ランナーが走って来ていた方を見ると、遠くのほうですごい人の固まりが見えました。今度は歩いている集団でした。その人波が私の眼前に迫り、途絶えることなく続いています。

出発の時間になり、部屋を出てしたへ下りてもまだ続いていました。中にはバナナやパンを食べながら歩く人、ベビーカーを押している人もいました。あの有名なホノルルマラソンには、1時間遅れでスタートするメイヤーズウォークというものがあるそうです。そのようなものだったのでしょうか。見ていておもしろかったのですが、ふと気付くと私達の出発時間が過ぎてもバスが来ないじゃないですか。あらら・・・マラソンの人の波は途絶えず、車は通行止め。バスは来る事ができないのでした。

今日は移動後に明日の公演のための仕込みがあるので、待ってはいられない私達。大量の荷物を抱え、スーツケースを引き汗だくになってバスが来ている所まで歩きました。歩くのもたいへん・・・。
10月とはいえ、気温が高く湿度も高く、15分位だったと思うのですがとても長く感じました。さて、今日はヒューストンからちょっと西にある、Kerrvilleという街にやって来ました。ここでは明日マチネイと夜公演、あさっては学校公演があります。夜、仕込みで劇場へ行きました。ヒューストンのどでかい劇場に変わってここは小さいのですが、かわいらしくとても雰囲気のある素敵な劇場です。

 
10月7日  Kerrville公演

珍しいポスターにみんな見入っています。

「毎日、一から」

Kerrvilleでの公演はマチネから始まりました。午後3時からのコンサート。お客さんはお年寄りの方がほとんどでした。この小さな劇場は音がとても良く、私達にとってはとても演奏しやすいのですが、お客さんにはちょっとボリュームが大きすぎたみたいです。耳を押さえていた方もいたくらいでした・・・。
「楽打」で一番前に並んだ時、ついついいつものように太鼓を打ってしまいました。
びっくりさせてすみませーん!

 
10月8日  学校公演

テキサスのバンダナをもらいました。

「太鼓は友達 わたしたちも友達」

日本では今日は体育の日ですね。アメリカのKerrvilleでは「倭」の学校公演でした。今日は小学生の他に孤児院の子供達も来ていて、ショーが終わってから舞台上で一緒に太鼓を打ちました。4、5歳くらいの小さい子が多く、自分の体よりも大きな太鼓を一生懸命にたたいていました。私達も楽しくて、みんな楽しそうで、ほんとにいい時間でした。気分爽快、リフレッシュ!
さてさて、2日間の公演でしたが、この劇場の人たちには本当に親切にしてもらいまし。「3年間『倭』を待ち焦がれていたんだよー!」とも言ってくれました。昨日は、最初は1回公演の予定だったそうですが、チケットがたくさん売れて2回公演になったそうです。この劇場始まって以来、1番お客さんが多かったと、とても喜んで下さっていました。私達にとってもなんとも嬉しいニュースでした。劇場を出る時もスタッフみんなで見送って下さり、お別れするのが寂しく感じました。出会いがあれば別れがあります。この出会いを胸に次の街、Fort Worthへ。
ここではどんな出会いがあるのでしょうか。

 
10月9日  Fort Worth公演

ここの劇場のポスターも、今までにないデザインが新鮮です。

「緊張感」

劇場に入って楽屋の前の廊下を見た時、2年前にも来たことを思い出しました。今日の劇場は舞台も袖も広く、アンパック、パッキングには最適で、照明のマッチーさんは朝からすでに撤収時間の記録更新を考えておられました。私達もバミリの記録更新を目指し、スタートしました。今日の劇場の高い天井には青空と雲が描かれていました。客席は4階席まであって、正しく雲の上から見られているようでした。

 
10月10日  移動日

車の中から見たアメリカの風景

「突然の・・・!」

夕食を終え、ホテルに戻る時の出来事です。暗闇の中、街灯の明かりにうっすらと見覚えのある人影が。(ん・・・?)誰もが一瞬自分の目を疑い、頭の中は「?」と「!」が飛び交っていました。もしかして、もしかして、エ、エ、エェーーー!!そこにいたのは日本にいるはずの小川ではありませんか!!なに!?何で??いつ?!どこで!?あまりの驚きにみんなまともにしゃべられません。とにかくびっくりしました。だってこっちのメンバー、誰も知らなかったんです。ただいまオランダツアーもクライマックスのCHANBARA組に合流する前にUSAツアー組の様子も見に来たとのこと。あーびっくりした!!

 
10月11日  サンタフェ公演

街の建物は全部角が丸く、かわいらしいです。

「2000m」

ここはサンタフェ。空気がおいしい!今日も気持ちよくランニングのスタート!と思いきや、10歩ほどで異変が。体がめちゃめちゃ重く、息がく、く、く、苦しいーーー!なんで?!なぜならば、ここサンタフェは標高2000mの高山地帯!ランニングをしながらサンタフェの空気を楽しむなんていう余裕は全くのゼロ!!上がらない足を無理やり動かすので精一杯でした。そんなランニングで一日が始まったのでした。今日は前回と同じ劇場での公演。バミリやフォーカス、練習と準備に追われ、あっという間に開演。張り切って一曲目の「輩」へ。それは一発太鼓を打って思い出しました。ここが標高2000mだということ。息は乱れまくり、一瞬にして乾いた喉はくっつきそうでした。太鼓と一緒に暴走する私の心臓。今日はいつもに増して生きていることを感じたのでした。

 
10月12日  移動日

屋台のとうもろこしをほおばるみんなと酋長。めっちゃ熱かったけど、めっちゃおいしかったです。

「酋長」

今日はサンタフェを離れる前にお土産ショッピングでした!この街のお土産はとにかくかわいい物だらけで、みんな夢中。その中で門貴宏が目をつけたのは、壁に飾られていたインディアンの頭飾り。門貴宏は記念に被らせてもらったそうです。その存在感と重みに感動したのか、店の中にいるメンバーに会う度に「あれをかぶらせてもらったんです!」と、とても自慢気。その声を聞きつけた小川が言いました。「みんなにお金出してもろて買ってもらえよ・・・。」
「えー!みんなでこれを貴宏に買うのー!」こういう冗談が冗談ではなくなるのが「倭」です・・・。
それはそのお店で一番高いものでした。でもメンバー全員で割ればなんとかなるものです。早速みんなでお金を出し合って、酋長の出来上がり!!今日から門貴宏のあだ名は酋長になりました。
酋長と呼ばれ、観光客に写真まで撮られている彼。
果たして明日からどう変わるのでしょうか。乞うご期待!!

 
10月13日  Denver公演

土肥舞子、次は2尺のかつぎ桶に挑戦です。

「再会」

今日はコロラド州のデンバーという街で公演でした。公演前の練習時間に、今日は久しぶりに声出しをしました。アメリカに来て初の声出しです。今日の目標を一斉に叫びだすと、いろんな所から劇場スタッフが何事かと顔を出していきました。何て言っているのかもわからない、いったい何をやっているのかもわからず、きっと不思議がられたでしょう。今日も思いっきり叫び、練習が始まりました。「雷音組曲」の練習をしていると、日高元の表情に異変が。その視線の先には一人の男性の姿がありました。その男性は日高元の父親の知人だったそうです。ロサンゼルスに住んでいて、デンバーまで駆けつけてくれたのです。約15年ぶりの、又、突然の再会に日高元はとても驚いていました。毎日たくさんのお客さんの前で演奏させて頂いているわけですが、自分の知っている人がその中にいると思うと、より気合いが入るものです。で、周りの私たちはというと、日高元を引き立てたりはしません。
舞台はわしのもんじゃーとばかりに、主役を取り合うのでした。

 
10月14日  Boulder公演

公演後にポスターにサインをしています。劇場によってポスターのデザインが違っておもしろいです。

「完売!」

今日は朝から雨でした。10月も半ばになり、Tシャツでの移動が肌寒くなってきている今日この頃、雨のおかげで今日はより一層寒く、長いことしまってあった倭のベンチコートが登場しました。今日はホテルから約45分バスに揺られ、Boulderという街へやってきました。ここへは4年前のアメリカツアーでもきているそうです。劇場は決して新しくはなく、舞台装置のシステムや、楽屋へ通じる階段の壁に貼られた数々のポスターからも歴史が感じられました。なんせ舞台袖が非常に狭く、大小様々な太鼓が出入りする倭のコンサート、袖中での動きが重要でした。真っ暗な中で、舞台に出る人、はける人、ぶつからずに動くことに神経を使いました。さて、本日のチケットはSOLD OUT!2000人のお客さんが見に来て下さいました。アンコールの最後に客電がつき、客席全体が見えた時のうれしさがたまりません!

 
10月15日  Day off

楽器屋で太鼓に触れる酋長(門貴宏)。

「特攻服」

ついに出ました!「倭」アメリカツアーロングスリーブTシャツが昨日から販売開始されました。そろそろ長袖が欲しいこの季節、私達メンバーも大喜びでした。さて、今日はさっそくみんなでそのNew Tシャツを着て買い物に繰り出しました。気分は特攻服。おそろいのTシャツを着た9人のアジア人ア、メリカの大きなスーパーの中でも大分目立っていました。このTシャツが欲しいという方は是非アメリカまで買いに来て下さい!

 
10月16日  移動日

世界の車窓から。「広大な大地」

「12時間」

12時間という時間があったら、皆さんは何をして過ごされますか?実はこれ、今日の私達の移動時間。距離にすると1107Km。長かった〜!1時間の時差が生じるほどの距離です。同じ国にいながら時差が生まれるってやっぱアメリカはでかい!そういえば、日本でも地域によってサマータイムを導入する実験が行われたと聞いた事がありましたが、それはどうなったのでしょう。これってかなり古い話題?やばい!なんせ、今年の日本滞在日数は2ヶ月未満。私達、浦島太郎です。
さて、話は戻って今日は何をして過ごしたかというと・・・「爆眠」です。
目が覚めたら着いてました。そりゃ浦島太郎にもなるっちゅーねん!

 
10月17日  Tulsa公演

倭のスケジュール表。スタッフのJIM作です。

「嵐到来」

今日も張り切ってサウンドチェックをスタートすると、どこからかノイズが聞こえてきました。「ヒュー・・・ヒュー・・・ゴォーーー・・・ゴロゴロゴロゴロ・・・」なんの音だ?と耳をすませて聞いてみて、一瞬自分の耳を疑いました。なんと暴風と大雨の音が劇場の中にまで聞こえるほどの大嵐がきたのです。照明までもがチカチカし始めました。嵐の音が地下の劇場に聞こえるなんて、そんな事ってありますか?本当なんです。まだ続きます。開演準備を済ませ、さぁ、今日もいくぞとその時、こんどは大粒のヒョウが!バァチバチバチバチ!!!!これはもう盛り上がるしかない!悪天候の中、足を運んでくださったお客さん、ありがとうございました!

 
10月18日   移動日

かぼちゃも煮てみました。

「自炊」

今日は、なんともなんとも嬉しいことにキッチン付きのホテルです!可能な限り自炊がモットーの「倭」。これはもちろん自炊コース!ハンバーガーも好きですが、私達は常に日本食が恋しいのです。早速スーパーに買出しへ、今日のメニューは、白菜と豚肉のスープ。訪れている国の食材を使い、限られた調味料での料理はツアー生活の楽しみの一つです。アメリカはさすがに肉が立派です。
皆さん、栄養たっっぷりカンチクリンメニューがあれば教えて下さい!

 
10月19日  Overland Park公演1日目

今日も私は生きているっ!

「コメントシリーズA」

さて、今日は杉山味里にUSAツアー初参加の印象を聞いて見ました。

「移動して公演して移動して公演してまた移動して!!と一つの場所に留まることを知らないアメリカツアー。移動時にバスで駆け抜けるアメリカの広く長い一本道がとても印象的です。広大な空と大地、地球のそのちょっとの隙間で生きている私達・・・適度な酸素と気温と愛と・・・本当に奇跡のようなことだと思います。‘命一杯生きたい!!’味里です。」

ちょっとロマンチック気味の彼女は、前回コメントをくれた日高元と同期メンバー。いつもロウソクと天使の置物を前にし、ポエムをしたためています。舞台上ではそのロマンチックさとはかけ離れた、どっしりと力強い演奏が魅力。「倭」入りたては雰囲気が観光客っぽいとダメだしの毎日でしたが、ちょっとあか抜けてきたでしょうか?!今年からは後輩も出来ました。Overland Park初日の今日も、ドスドスと舞台上を駆け回る杉山味里でした。

 
10月20日  Overland Park公演2日目

色ムラ塗り残しは許しません!

「快晴万歳!」

2日連続同じ劇場、午前中に学校公演もないこんな日は作業日にもってこい!衣装がメンバーの小川晃子の手作りなら、台等の舞台備品も男性陣の手によって作られます。特に、我らが松下建命工務店(メンバー松下建命)の設計によってつくられるものは芸術品に近いです。そして激しいツアーではどうしても痛みがでてきてしまうのが悲しい現実。それを直すのも私達の仕事です。

さて本日の作業、それは・・ペンキ塗り!!今使用しているサブステージの天板を全て塗り直します。雲ひとつない快晴、まさに今日はペンキ日和。そしてペンキ塗りと言ったらこの人!東沙織でございます。美術系の高校を卒業、絵がめちゃめちゃうまい彼女の塗りは丁寧で且つ正確。私達の間でペンキ女王という異名を持つ彼女は、今日もシモベ達を率いてペンキを塗りまくっていました。しっとりと生まれ変わったステージ、今日は一段と私達を美しくみせてくれた事でしょう!

 
10月21日  移動日

青空チャッパ!

「場所を選ばず・・」

さて、今日は移動日。バスの中では、次の学校公演に向けての練習が繰り広げられています。タカタカタカタカ・・・・ドンドンドンドン。あちらこちらから聞こえるリズムの嵐。休憩に寄ったドライブインでは、チャッパの練習!練習!練習!練習!次の公演が待ち遠しい!!

 
10月22日

公演後、「劇場100周年祝辞映像」を撮影しました!

「Anniversary!」

今日訪れた劇場は、なんと今年で100周年!
100年前というと1907年。当時の日本では夏目漱石が朝日新聞に入社した年であり、アメリカではNYで初めての料金メーター付きタクシーが登場した年だそうです。良く分からない事例ですが、とにかく古い! 
さて想像してみましょう!100年後の倭!宮太鼓を作れる位に成長した魂源堂の欅の木の下に、ワレワレの銅像がそびえ立ち、その前で遊ぶ太鼓道場の子供達。練習場には歴代メンバーの写真がずらり・・。
それにしても、このペースでいったら100年後の「倭」の公演回数は何回になっているでしょう!?
あー計算できん!だって、「倭」はずっと加速中ですから!!

 
10月23日  学校公演&移動

若いエネルギーがムンムン

「学校公演」

アメリカでは「スチューデントマチネ」というのがあります。これは劇場が用意するパフォーマンスの中から、学校側が見たい物を選ぶというシステム。皆さん、学校で音楽鑑賞会というのを経験されていませんか?近隣の学校が集まって、一緒に観賞するものです。「倭」がここアメリカでしている学校公演が、そのスチューデントマチネです。見に来る生徒さんは、小学校から大学まで年齢も様々。いつも開演前からものすごい騒ぎ!アナウンスの方が登場しただけで、「イェ〜イ!」の大歓声。私達の登場でこれまた「うひょ〜〜!!!」そして開演一発目、「輩」の大太鼓「ドドーン」という音がなった途端、今度は「シーーーッ!」子供達の間で、互いに静かに!と言い合います。この「シーーーッ」というのがまたでかい!なんとも可愛らしい瞬間です!

 
10月24日  Lincoln公演

指導中の大久保哲朗

「ワークショップ」

私達はいつも思っています。
「太鼓は聞くより打つものだ!」
ワークショップは太鼓に触れてもらえる絶好の機会!「倭」のワークショップは太鼓の指導がメインではありません。太鼓を体全部で感じてほしい。まずは力の限り乱れ打ち!ちょ〜っと体の中の何かが解放された?その次はすかさず口唱歌!簡単なリズムを、太鼓の音を表す口唱歌で覚えてもらいます。「ドンドンドンドンヨカッタナ!」言葉の壁?そんなもの太鼓の前にはありません。お腹から声を出しまくります!人間大きな声を出すとすっきりするものです。そしてまた太鼓を打ちます!「ドンドンドンドン!」終わった頃には手には豆、額には汗、体中、太鼓からもらったエネルギーでいっぱいなはず!
皆さんの笑顔が何より嬉しい私達です。太鼓ってすごいっ!

 
10月25日  移動&仕込み

痛いのどこ?

「事件発生!」

「大変です!!」
「ツアーバスが動きません!」
「えっ〜!まじで〜?うっそ〜。」

移動移動移動移動のアメリカツアー。大陸横断はツアーバスがなければ始まりません。今年もドライバーは2年前と同じ中国人のジョンさん。そして今回のバスは、なんと新車でした。新車だからこそ、この知らせは尚更信じられない・・・。「どうなるの・・・?」この日はバスで劇場入りをして仕込みの予定でしたが、急遽ホテルの車で移動。必死に原因を探るジョンさん。明日までに動くのか・・・。仕込みを終えて戻った私達を迎えてくれたのは、悲痛な顔をしたジョンさん。まだ直っていないようです。
明後日は500Kmの移動が控えています。
頼むー!直ってー!

 
10月26日  学校公演&公演

ウオリャーーー!本日の全力手合わせ!!

「1ヶ月」

USAツアー、今日で丸1ヶ月です。
しかしまあ、早いのか遅いのか、よくわからない!
わかっているのは、ツアーはまだまだ続くということ!
後半戦にも入っていない今、過去を振り返っている暇はありません!

今日も思いっきり演奏し、全速で撤収です。そして私達を迎えにきてくれたのはジョンさん。
お?ジョンさん?お〜!そうかー!バスが無事直ったのかー!
復活したツアーバスに乗り込んだ瞬間、安心感と同時にやる気がメラメラ。残りあと1ヶ月半。アクセル全開ノーブレーキ!!いーきまっせ〜!!!

 
10月27日  移動日

Tシャツ、衣装のシワは許しませんよ!

「衣装の鬼」

激しいツアー、傷むのは舞台だけではありません。先日ペンキ塗りの女王、東沙織をご紹介しました。今日は衣装修復の鬼、小川晃子の弟子(自称)二戸末利華にスポットを当ててみます。服飾系専門学校を卒業した彼女は裁縫が得意。ツアー中の衣装や太鼓カバーの修理を担当します。自称大雑把で面倒くさがりな性格といいますが、手先は器用。衣装に限らず洗濯に関してもちょっとしたこだわりを持ち、すすぎ方、干し方にはうるさいです。本番前と本番後、みんなの衣装の着こなしにダメ出しの目が光るのでした。

 
10月28日  Springfield公演

打つ打つ打つ打つ!!!!

「3分1分」

さぁ、この言葉からは何を連想されますか。3分ゆでて1分で食べる。残念!カップラーメンではありません。知ってるあなたはかなりの「倭」ファン!これは先輩方から受け継がれてきた「倭」の超ハードな練習メニューです。簡単な、しかし強烈なフレーズを、3分間打って1分休み、これを繰り返します。太鼓を打っている方はわかりますね?全力で3分打つことのハードさ・・・。
こんな風な基礎的な練習が上達への近道。
今日も練習練習!

 
10月29日  学校公演&移動

裁縫にも挑戦!手作りチャッパ袋です!

「研修生@」

さて、今日は研修生の向井大樹の登場です。2007年9月9日のレポート写真をご覧下さい。かわいいラマそっくりの「倭」最年少18歳です。「倭」歴はまだ半年ですが、太鼓歴は実に11年。高校では太鼓部に所属しており、バイトをして自分で太鼓を買う程の太鼓好きです。「倭」に入りたてはひょろっと細かった彼も、今ではだいぶ筋肉がつきました。強力なリセット機能を持っているのか、同じ事でよくダメ出しをうけています。でもそのリセット機能によって、落ち込んでもすぐに戻ります。研修生は打たれてなんぼ!ダメ出しの嵐で強くなれ!

 
10月30日  Henderson公演

青空ケンタッキー!

「ケンタッキーでケンタッキー」

私達は今、ケンタッキー州にいます。ケンタッキーときたら、そうです。ケンタッキーフライドチキン!日本でもおなじみのカーネルサンダーおじさんが、1939年ここケンタッキー州にその前身となるお店を出しました。最初はガソリンスタンド内の6席だけの小さなカフェスタイルだったそうです。郷に入りては郷に従え。ちょっと(かなり?)意味は違いますが、もっちろん私達はケンタッキーに直行!ほんまにおいしかったです!

 
10月31日  学校公演&移動&仕込み

どこに行ってもかぼちゃ!かぼちゃ!

「ナチュラルハイ」

今日はハロウィンです。そんなイベントにまったく左右されず、今日のスケジュールをお伝えします。午前中にチェックアウト→学校公演→パッキング→撤収→移動5時間→チェックイン→仕込み。1日に2つの劇場をはしごです。ハード!!!移動後は、「さっきパッキングしたばっかやん」とツッコミを入れながらアンパック!さっきほどいたばかりの締太鼓を締め直します。ハードスケジュールの私達のテンションは最高潮!締もよく締まるし、バミリも超特急で終了!出ました、最短記録!!
次は何だ〜!ご飯だ〜!!
こちらは、何度食べても問題なし!